10XTBS

組成 0.2 M Tris-HCl pH 7.5, 1.5 M NaCl
用意するもの NaCl, 1M Tris-HCl pH 7.5

<500 mL分のレシピ>

1. 1M Tris-HCl pH 7.5を100 mL測り、500 mLのビーカーへ(スターラー・バーを事前に入れておく)。
2. MillIQを450 mLくらいまで注ぐ。
3. NaClを43.83 g加えて溶かす。
4. 500 mLにメスアップ。
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4% PFA in PBS(-)

用途:組織や細胞の固定
用意するもの PFA(パラホルムアルデヒド)Sigma P6184等,  25XPBS-,  1N NaOH, 1N HCl
注意点 マスク、グローブ、保護メガネを着用

<100 mLを調整する場合>
1. 200 mLビーカーにスターラーバーを入れ、MilliQ水を80 mLを入れる。
2. PFAを4 g, 1N NaOHを0.5~1mL加える。
3. ドラフト内のスターラー上で湯せん。60−65°Cまで温める。
4. 25XPBS-を4 mL加えたら、室温まで放冷。
5. 1N HClでpH 7.4に調整。
6.  100 mLまでMilliQでメスアップ
7.  0.45 umのPVDFフィルターでろ過(省略可)。分注して-20°Cで保存。
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Snow Day
Snow Day / Kansas Poetry (Patrick)

今年最後のエントリーです。
今年は皆様にとってどんな一年だったでしょうか?
日本の科学界においては、大村、梶田両先生のノーベル賞受賞など比較的明るいニュースが多かったように思います。
一方で、トップ10%論文数のシェアは中国に追い抜かれて久しく、また、そのシェア低下が止まらない状況が続いています。
http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kihon5/1kai/siryo6-2-4.pdf
また、算定方法が変更になったとはいえ、THE(Times Higher Education)の世界大学ランキングでも前年に比べて大きく順位を落とすなど、日本の科学技術力は低下傾向にあると言えるでしょう。

その原因の一つには、国の厳しい財政を反映して、大学への運営費交付金や科学技術関連の予算は伸び悩みや減少があるのは間違いありません。

こうした厳しい環境のもとで、国の競争的資金も選択と集中がますます進み、AIやビッグデータ、IoTなどの政策的な重点分野や拠点形成に多額の研究費が投入れる一方で、トレンドから外れた基礎研究や研究開発にはなかなかお金が回らない状況です。
来年度は第5期科学技術基本計画に移行しますが、その傾向は大きくは変わらないでしょう。
決して容易な状況ではありませんが、「至誠天に通ず」という大村先生の座右の銘にあるように、ベストを尽くし続けるしかないのでしょう。


今年も拙ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
来年もお暇の時にのぞきに来て頂けると幸いです。

良いお年をお迎えください。

Lablogue管理人 MO

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