先日、本を整理していたら大学時代に使っていた懐かしい本がいくつか発掘されたのですが、そのうちの一冊を紹介しようと思います。

「知りたいことがすぐわかる 数・式・記号の英語」
鵜沼 仁 著


いくら数学と縁の薄い実験生物学であっても(それで本当にいいのか、という議論はあるでしょうが)、ちょっとした統計学や簡単な数式はそれなりに使うでしょう。それ自体を使いこなすことについては問題が無いとして、いざ外国人に自分の研究を説明する段になると、英語できちんと表現できていますか?
また、形態について説明するときに使う簡単な幾何学の用語であったり、グラフについて説明する際の基本用語や定型表現は大丈夫ですか?

案外、この手の英語表現は研究者にとって重要でありながら、きちんと学ぶ機会がなかなかありません。学生時代の管理人は将来、海外で活躍することを妄想し、それに備えて本書で勉強したものでした(結局、学んだことを活かす機会に恵まれませんでしたが、笑)。

実験生物学屋さんなら、本書の半分も読めば十分でしょうし、理論生物学屋さんで複雑な数式を扱う方であれは、通読することで必要なことは学べるでしょう。

もし、算数あるいは数学の英語表現に自信の無いのであれば、おすすめできる一冊です。